上がれ!空き缶衛星

上がれ! 空き缶衛星

上がれ! 空き缶衛星

日本の大学生によるCANSATの話。まるで、プロジェクトXのよう。
小さいとはいえ、実際の人工衛星を作り上げるのは、大学の授業や実習や
研究では得られない、貴重な体験が出来ただろう。
そして、そうした人達が、JAXAに入り仕事を続けてくれるのは頼もしい。
以下、本より

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ノウハウは、伝えていきやすい。伝えにくいのは、技術そのものである。
中略
トライ•アンド•エラーの過程を経るなかで、ひとつのことを何度も深く
考える機会をもつ。その積み重ねが、「技術」という言葉で示される物なのだ。

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早く結果を出すために、社会から求められるのはノウハウの部分が多いかと
思うが、技術が伴わなければ、その場しのぎの策になってしまう。
この問題を認識している人はどれぐらいいるのだろう?
バッドノウハウと呼んでいる問題も似たようなものではないだろうか。

まあ、そんなことより、CUBESATを扱った、続編を読まねば。